津田隆一郎
2011年入社
弘済院第1特別養護老人ホーム
介護職員

私がまだ就活生だったころ、介護の知識なんて全くと言っていいほどなかったころ。
志望動機はただ一つ『お年寄りが好きだから』でした。

介護をやっていく上での知識はおろか、そもそも具体的にどんな事をする仕事なのかも知りませんでした。

なにも持たずにスタートした私は、沢山の先輩や同僚に支えられながら今に至ります。
その成長速度は酷く遅く、ご迷惑をかけたことも一度や二度では済みません。

嫌になることが無いとは言いません。
ただ、介護を辞めようと思ったこともありませんでした。

あの時の自分は間違ってなかった。
今でもそう思います。
『お年寄りが好き』

それさえ忘れなければ、後は野となり山となりましょう。


そしてもうひとつ。
実際に仕事を始めて痛感したこと。
それは介護が1人でやる仕事なら、気付けなかったことでしょう。

私の事を思って本気で怒ってくださった先輩達。
励まし合い、助け合ってきた同僚達。
そんな仲間がいたから。
『支えてくれた人達の想いに答えたい』
そう思えたのです。

始める理由なんて『好きだから』でいいんだと思います。
ここには、支えてくれる沢山の人たちがいますから。

 

 

と、このように説明されてもよくわからないでしょう。

実際やってみればなんとかなる、とかそういうことが言いたかったんですが。

ここからはもう少し具体的に書いていこうと思います。

 

私の仕事は介護なので、もちろんお年寄りが一人では出来ないことを助けるのが仕事です。

でもそれだけをやっていればいいってもんじゃないですよね?

コミュニケーションだって立派な仕事です。

 

ええ、仕事ですよ?

遊んでいるんじゃないですよ?

と自分や周りに言い聞かせながらやっています。

 

 

「津田さんなにやってるん?」

お年を召してもお肌の手入れや化粧は欠かさない、マドンナKさんの登場です。

 

「あぁ、これから介護の仕事を目指す若者達に向けてのメッセージを書いているんです」

「全然進んでないやん」

「そんなことないですよ!頭の中にはいっぱい書きたいことがあるんです!」

「ほなそれ書かな……」

「そうですね……」

Kさん、なかなか辛辣です。

 

「なんかいいアイデアないですかねぇ?」

「私に聞かれてもなぁ」

「いっそこの会話を書いてみるとかどうですかね?」

「そんなんでいいん?」

「いいんじゃないですか?コミュニケーションの紹介です」

「ほんまにそんなんでええのん?」

半ば呆れられている気もしないではないですが、このまま突き進むことにします。

 

「じゃあなにか話して下さい」

「いや、津田さんが話しいや。なんで私が頑張んのよ」

「えぇ?ダメですかぁ?」

「しゃあないなぁ」

Kさんは私には甘々です。

 

「津田さんって何歳なるん?」

「もう24歳ですね」

「見えへんねぇ」

「どっちの意味ですか?」

「さぁ……」

あれ?なんで目を背けるんですか?

 

「誕生日6月やんな!」

「なんで話題反らしたんですか!?」

「私ちゃんと覚えてるよぉ?14日やろ?」

Kさんはみんなの誕生日や、血液型まで覚えてくれています。

 

「Kさんだけですよ。ちゃんと誕生日覚えてくれてるの」

「そんなことないやろ?」

「でも去年の誕生日に『おめでとう』って言ってくれたのKさんだけです」

「他の職員さんは?」

「『誕生日なんです!』って言っても『だから?』みたいな顔されました」

私を支えてくれる仲間達は恥ずかしがり屋なので、なかなかデレてはくれないんです。

決して仲が悪いわけではない……ですよね?

 

「可哀そうに……今年もちゃんと言ってあげるからな?」

「お願いします!」

このように同情票を集めることも忘れません。

哀れなものを見る目でKさんは去って行きました。

 

 

「津田さん?まだ帰ってなかったん?」

フロアをウロチョロしながら、話し相手を求めていた私に話しかけてくれたのは、いつもニコニコMさんでした。

 

「Mさん、今みなさんとの会話を記事にしようと取材中なんですよ」

「大変やねぇ?」

「この会話も記事にしますよ?」

「えぇ?恥ずかしいわぁ」

恥ずかしがり屋のMさんはニコニコしながら照れています。

 

「Mさんから明日の介護を担う若者に一言下さい」

「えぇ?そんなんわからんやん」

「そこをなんとか!」

私達が盛り上がっているのを見て、他の職員がやってきました。

 

「どうしたん?」

頼れる先輩のY職員です。

 

「あ、お兄ちゃん」

「だれがお兄ちゃんや!お姉ちゃんやわ!」

ボーイッシュなY職員の持ちネタが炸裂しました。

 

「例の先輩からのメッセージみたいなやつの取材を」

「あぁ、あれな?」

「それでMさんに、なんかいいこと言って下さいってお願いしてたんです」

「そんなん私わからんやんなぁ?」

「ね?Mさんが非協力的なんです」

「自分で考えなさい!」

Y職員に怒られました。

さすがクール&スパイシーです。

 

こんな感じで、私はお年寄りにも支えられながら毎日を送っています。

というのは冗談にしても、やはり日々の『ありがとう』や微笑みは頑張ろうと思える力になります。

 

 

私達には、なにか大それたことが出来るわけではありません。

手術で怪我を治してあげることも、治療で病気を楽にさせてあげることも出来ません。

でも、怪我や病気を治すお手伝いをすることは出来ます。

少しずつ、小さなことではあるでしょうが、日々の生活を共に考えることは出来ます。

 

そういった小さな介護から、感謝の言葉や笑顔が生まれ、自分が明日また頑張ろうと思える力になります。

それらはストレートに表されるものばかりではありませんが、お年寄り達の力になれている、そう実感出来れば介護は楽しい仕事になるはずです。

 

新しい仲間と、共にその喜びを分かち合える日を楽しみにしています。





















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